バンマネ音楽ばなし

Blitzkrieg Bop

アルバムの紹介には「NY発、猛スピードのパンク・ビートに乗せて云々...」。実際聞くとテンポは大して早くない(笑)。けど、疾走感があるのだロケット
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「アメリカ音楽地図を塗りつぶす」んだったら、無視できない人達です。

Lost Voice From Soul City U.S.A.

ザ・スピードボールズにワタクシ、バンマネU野が参加するようになった20年前、一枚のLPを借りたんですね。それが、歌も演奏も楽曲も最高、世間の評価も遅ればせながらもめちゃめちゃ高い(当然)Spencer Wigginsの『SOUL CITY U.S.A.』。その後バンドで「He Is Too Old」,「The Power Of A Woman」, 「Cry To Me」等を演奏するようになり、ワタクシもソウルギターの腕をメキメキ上げていったのでありました(自分比較)。ブルーズバンドでギターソロもカッコイイけど、素晴らしい歌の横でグッとくるリフを絶妙のタイミングと音量(これがまた難しい)でクイっと入れるのがねーギター弾き的にはたまらんのよねーと当時のワタシは繰り返し聴いたものでした。後にスペンサー・ウィギンスのバックのギターがデュアン・オールマンだったと聞いて吃驚、20年間途切れることなく聴いております。

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♪オール(ド)フレーン(ド) ユーアスクミーイ イフアイミスハー(感涙)

ところで、彼のホームページらしきものも発見。  http://home.online.no/~rblomqui/swiggins/index.htm

Cool & Warm

寒くなってくると、この方の歌が沁みるのは、決して『Merry Chrisimas Baby』だけのせいではないよ。都会の冬の夜、コートの襟を立てて足早に歩いているととどこからともなくチャールズ・ブラウンのクールで甘い声と、相棒ジョニー・ムーアの暖かいギターの弦の響きが聴こえてくる...
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1992年の5月にニューオーリンズで観た時もまるで40年代そのまんまの音で驚いた。リヴァーヴ感とかも!

リズム&メロウ

突然『I'm in Love』のBobby Womack(レジーヤング?)のギターを聴きたくなり(ビリビリビリ!のところ)、Wilson Pickettのベスト盤を取り出した。どうせ聴くなら最初からということで、『In the Midnight Hour』とか『ダンス天国』等々懐かしい名演奏の数々。生前はその性格やら色んな事言われたみたいですが、ピケットさんの歌はまた深い、素晴らしい、とグッ汗と来ていた頃、15曲目『Hey Jude』が始まった。そうそう、この感じ、(レノン&)マッカートニーのメロディー、確かに美しい。がそれにタイトなリズムが加えられて、全く違う曲に生まれ変わっている。これをライブで聴いたら、踊っていただろうな(泣きながら?)。思えば、オーティスの『Thease Arms of Mine』、『Try a Little Tenderness』だって、大変メローではありますが、かなりグルーヴィンなんで、踊れる(はず)。ワタシが欲しいものはコレで、我々の『I Found a Love』に足りないものはコレダ!
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That's How It Is (When You're in Love)

オーティス。今回はレディングではなくて、クレイ。その昔、Howlin' 在籍時のザ・スピードボールズで良く演奏した珠玉の名曲たち。『Precious Precious』や、『Got To Find a Way』。中でもワタシが好きだったのは『That's How It Is (When You're in Love)』。イントロのスネア「(ウッ)ダン!」それに続くブラスの緊迫感こもった音、迎えるヴォーカルのために少しふくよかに響くギター。で、オーティス・クレイの唄い出し。「プリイイズ!!!サンバディテイキョヘ~ン(Please, somebody take your hand)」。最初からクライマックス。サビのブラスのフレーズ、ブルージーなピアノ。シンバルが「バシャン!」じゃなくて、「バシャワ~アアア~ン」と重厚に響く。このスタジオ録音はバランスといい、演奏者、歌い手のテンションといい、完璧です。20年聴いても飽きない。また演りたいなあ。
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なかなかイイ顔であります。ヤンシーがアメリカに行ってた時にオーティスと撮ったツーショット写真を見た思い出が。
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